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Carpe Diem

備忘録。https://github.com/jun06t

AnsibleでNginxをソースからインストール

Ansible Nginx

概要

AnsibleでNginxをソースからインストールする場合、冪等性はどうなるんだろう?と思って作ってみました。
実際作ってみたら結構色んなモジュールを使って勉強になったのでそのメモとして。
今回は「NginxでRTMPストリーミングをする」をAnsibleでできるようにしています。

環境

  • Ubuntu 14.04
  • Ansible 1.8.2
  • Nginx 1.7.10

ソースコード

jun06t/ansible-examplesにありますが簡単に説明を。

フォルダ構成

├── inventory
│   └── local
├── nginx.yml
└── roles
    ├── common
    │   └── tasks
    │       └── main.yml
    └── nginx
        ├── defaults
        │   └── main.yml
        ├── files
        │   └── nginx.init
        ├── handlers
        │   └── main.yml
        ├── tasks
        │   ├── main.yml
        │   └── modules.yml
        └── templates
            ├── nginx.conf.j2
            └── rtmp.conf.j2

基本的にAnsible Best Practicesに則っています。

フォルダ構成の説明

フォルダ名 用途
tasks タスクを実行する
defaults 変数を設定する。優先度は最も低いのでvarsなどがあるとそちらが優先
handlers イベントを受けて実行する処理。configに変更があったら再起動〜など。notifyで呼び出す
files ファイルを転送したいときに使用。SSHキーや値が不変なファイル
templates configなど、変数を反映させて転送した時に使用

tasksの中身

順次説明していきますがまずは軽く目を通してみてください。

--- 
- name: Install dependencies
  apt: name={{ item }} state=latest update_cache=yes
  with_items:
    - build-essential
    - libpcre3
    - libpcre3-dev
    - libssl-dev

- name: Download nginx src
  get_url:
    url: "{{ nginx_source_url }}"
    dest: /usr/local/src/nginx-{{ nginx_version }}.tar.gz

- include: "modules.yml"

- name: Unpack source
  command: tar xvzf /usr/local/src/nginx-{{ nginx_version }}.tar.gz -C /usr/local/src creates=/usr/local/src/nginx-{{ nginx_version }}

- name: Compile the Nginx source
  shell: >
    cd /usr/local/src/nginx-{{ nginx_version }} &&
    ./configure {{ nginx_configure_flags | join(" ") }} &&
    make &&
    make install

- name: Send init script
  copy:
    src: nginx.init
    dest: /etc/init.d/nginx
    mode: 0755
  notify: restart nginx

- name: Send conf script
  template:
    src: nginx.conf.j2
    dest: "{{ nginx_conf_path }}/nginx.conf"
    mode: 0755
  notify: restart nginx

- name: Register Nginx as a service
  service: name=nginx state=started enabled=yes

各モジュールの説明

apt

apt-get installするときに使います。

  apt: name={{ item }} state=latest update_cache=yes
  with_items:
    - build-essential
    - libpcre3
    - libpcre3-dev
    - libssl-dev

{{ item }}変数を使用することで複数を同時にインストールできます。

パラメータ 選択肢 説明
name インストールしたいパッケージ名
state latest
present
absent
build-dep
インストールパッケージのstate。デフォルトpresent
update_cache 実行前にapt-get updateをやってくれる

get_url

ファイルをダウンロードするときに使います。wgetに近いです。

- name: Download nginx src
  get_url:
    url: "{{ nginx_source_url }}"
    dest: /usr/local/src/nginx-{{ nginx_version }}.tar.gz
パラメータ 選択肢 説明
url ダウンロードしたいファイルのURL
dest 保存先。ファイル名まできちんと指定すれば
ファイルの有無でダウンロードするかどうか自動で判断してくれる
force yes
no
必ず毎回ダウンロードする。デフォルトno

include

別のyamlファイルを読み込みます。ファイル分割したいときに使います。

- include: "modules.yml"

command, shell

シェルコマンドを実行するときに使います。<, >, |を使用する場合は、shellの方を使います。

- name: Unpack source
  command: tar xvzf /usr/local/src/nginx-{{ nginx_version }}.tar.gz -C /usr/local/src creates=/usr/local/src/nginx-{{ nginx_version }}

- name: Compile the Nginx source
  shell: >
    cd /usr/local/src/nginx-{{ nginx_version }} &&
    ./configure {{ nginx_configure_flags | join(" ") }} &&
    make &&
    make install
パラメータ 選択肢 説明
creates 指定のファイル名が存在するなら、commandの実行をスキップします
removes 指定のファイル名が存在しないなら、commandの実行をスキップします

copy

ファイルを転送するときに使います。

- name: Send init script
  copy:
    src: nginx.init
    dest: /etc/init.d/nginx
    mode: 0755
  notify: restart nginx

srcのファイルはfilesディレクトリに置きます。destはリモートのパスです。
destにはちゃんとファイル名(xxx.confとか)まで書いてください。

パラメータ 選択肢 説明
src コピー元(ローカル)
dest コピー先(リモート)
owner 所有者の指定
group 所有グループの指定
mode 権限の設定

template

ファイルに変数を設定して転送するときに使います。

- name: Send conf script
  template:
    src: nginx.conf.j2
    dest: "{{ nginx_conf_path }}/nginx.conf"
    mode: 0755
パラメータ 選択肢 説明
src 転送元(ローカル)
dest 転送先(リモート)
owner 所有者の指定
group 所有グループの指定
mode 権限の設定

notify

変更があったとき(statusがchangedのとき)にイベントを発火させます。

  notify: restart nginx

handlersディレクトリにrestart nginxという名前のタスクを登録しておけばそれを実行してくれます。

service

サービスの設定をするときに使います。

- name: Register Nginx as a service
  service: name=nginx state=started enabled=yes
パラメータ 選択肢 説明
name サービス名
state started
stopped
restarted
reloaded
サービスの動作
enabled yes
no
システム起動時に自動起動するかどうか。デフォルトno

インストール

$ ansible-playbook -i inventory/local nginx.yml 

を実行するとインストールしてくれます。

ソース