概要
Logentriesはログを監視してエラーなどを通知してくれるサービスです。似たようなサービスではAirBrakeがあります。
AirBrakeは有料版しかないので無料版のあるLogentriesを試してみます。
環境
- Ubuntu 14.04
- Nginx 1.4.6
アカウント作成
Logentriesでアカウントを作成してください。
登録後30日間は全機能を無料で使えます。30日が経過するとフリープランに移行して、ログを1週間だけ保持する制限版になります。個人で使う分には問題無いと思います。
※ちなみに中の人が親切なのか熱心なのか、アカウント作成後に全く利用しなかったら「なにか問題でもあったのかい?」みたいなメールを何度もくれました。英語で。
エージェントをサーバにインストール
基本的にroot権限で進めます。まずは鍵を登録してapt
でインストールします。
# echo 'deb http://rep.logentries.com/ trusty main' > /etc/apt/sources.list.d/logentries.list # gpg --keyserver pgp.mit.edu --recv-keys C43C79AD && gpg -a --export C43C79AD | apt-key add - # apt-get update # apt-get install logentries
エージェントを登録します。Logentriesのログイン情報(Email, PW)が必要です。
# le register Account key is required. Enter your Logentries login credentials or specify the account key with --account-key parameter. Email: Password: Registered vagrant-ubuntu-trusty-64 (vagrant-ubuntu-trusty-64)
登録すると以下のように自分のホストがLogentriesの管理画面上に追加されます。
最後にデーモンをインストールします。
# apt-get install logentries-daemon
監視するログを設定
Nginxをインストール
$ sudo apt-get install nginx
監視ログの設定
今回はアクセスログを監視することにします。
# le follow /var/log/nginx/access.log --name Nginx-Access
するとデーモンの再起動を促されるので再起動します。
# service logentries restart
curl
でアクセスしてみると、以下のようにログが流れ込んでいきます。
監視中のログ一覧
# le ls hosts/<HOST_MACHINE_NAME>/
で見れます。最後のスラッシュを忘れないでください。
# le ls hosts/vagrant-ubuntu-trusty-64/ Nginx-Access 1 log
ログの監視をやめる
# le rm hosts/<HOST_MACHINE_NAME>/<LOG_NAME>
でできます。
# le rm /hosts/vagrant-ubuntu-trusty-64/Nginx-Access
これらはWebUIからでもできるので、そちらでやったほうが簡単だと思います。
通知設定
まずTags & Alerts
タブを開きます
次に右上にあるCreate Tag / Alert
を押します。
以降アラートがなる設定をします。今回は例として404
の時にアラートが鳴ることにします。
パターンやタグを設定して
メールアドレスや、チャットなど連携ツールを指定してアラートの設定をします。
動作確認
再びcurl
で何度か叩きます。タグの設定後はログのそばにタグが付くようになります。
今回はアラートメールを送るように設定したので、以下の様なメールがすぐに届きました。
まとめ
本番環境ではクリティカルなエラーの早期発見が大事ですので、こういったエラー検知サービスは何かしら入れておきたいですね。