Carpe Diem

備忘録

Tasks(Macrotasks), Microtasksについて

概要

Angularで出てきたfakeAsyncやwhenStableを使う時に、microtasksの話が出たのでちゃんと理解しようと調べてみました。

実験

以下のjsのログ順はどうなるでしょうか?

console.log('script start');

setTimeout(function() {
  console.log('setTimeout');
}, 0);

Promise.resolve().then(function() {
  console.log('promise1');
}).then(function() {
  console.log('promise2');
});

console.log('script end');

MicroTask1

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AngularでAsync pipeを使う

概要

AngularのPipeの中にはAync PipeというPromiseやObservableな非同期オブジェクトをそのままtemplateで表示できるPipeがあります。 今回はその使い方を紹介します。

環境

  • angular 2.4.8
  • rxjs 5.2.0

async pipeのメリット

主なメリットは以下の2つです。

フロントではメモリ管理が大切なので、特に後者は嬉しいメリットですね。

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Dockerでのdev, stg, prd環境分け

概要

dockerを扱う上で、dev, stg, prdの環境で動かす際の分け方について考えてみました。

環境

  • docker 1.13.1
  • docker-compose 1.11.1

主な分け方

思いつくのは以下の5つです。 

  1. imageを分ける
  2. 全環境のconfigファイルをimageに保持させ、RUN時に指定
  3. templateを埋め込んでおいて、envsubstで環境変数使って書き換える
  4. data volumeでconfigをマウントして使用する
  5. 環境変数で設定できるように実装し、envを指定する
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Elasticsearchの前方一致について考える

概要

以前Prefix Query の注意 - Carpe Diemで述べたように、PrefixQueryはsearch queryがnot_analyzedになるので意図しない結果になることがあります。
一方で前方一致は検索の利便性を向上させる上でメリットが大きいので、入れておきたい要素でもあります。

今回は前方一致を考える上で何が良いかを調べてみました。

環境

  • Elasticsearch 5.2.1

Prefix Query

メリット

  • 文字通り前方一致のクエリであることが分かる

デメリット

  • search analyzerは指定できないので、index時にnormalizeで小文字などにしてしまうと、大文字による検索でヒットしない
  • 内部的にはregexpによる一致なので短いと重い
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Cold Observable と Hot Observable

概要

Observableを学ぶ上でCold ObservableとHot Observableの違いを理解していた方が良いと聞いたので調べてみました。

環境

  • rxjs 5.1.0

ざっくり表

Cold Observable Hot Observable
イメージ オンデマンド再生のような、選んだら再生。
再生するシーンは開始タイミングに依るので、人によってそれぞれ
テレビのような垂れ流し。
再生するシーンは皆同じ。
データの開始タイミング subscribe()されたら connect()されたら
データを流すStreamの数 subscribeしてる数 1つ。いくつsubscribeしても同じStreamを見る
データを受け取るStreamの数 subscribeしてる数 subscribeしてる数。
送信してるStreamは1つでも、unsubscribeは受信してる個々で行う必要がある
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RxのflatMapの使い方

概要

AngularでHttpModuleを連続して使う必要が出た時に、「毎回subscribeでネストが深くなるのが嫌だなぁ」と思ってぐぐったところ、「flatMapを使うと良いよ!」という記事を見つけて使ってみようとしたのがきっかけです。

他のmapやfilterなどと違ってパッと理解できなかったのと、lodashのflatMap(arrayをflattenするやつ)のイメージのせいで詰まったのでまとめました。

環境

  • rxjs 5.1.0

flatMapはmap + mergeと考えるとイメージしやすい

公式のflatMapのイメージ図は以下です。

f:id:quoll00:20170225091903p:plain

ref: ReactiveX - FlatMap operator

初見だと分かりづらいですね。
なので map(itemを変換)とmerge(複数のObservableを束ねる)がくっついたもの と考えるとイメージしやすいです。

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Angularで中身を動的に変えられるModalを作る【応用編】

概要

前回の続きです。

前回の要件に加え、今回対応したいのは以下です。

  • 開く時にパラメータを渡して、Modal内のComponentで利用したい

例えばエラーメッセージを渡して上部に通知バーを表示するなどを作る時にこういった仕組みが必要になると思います。

今回は統一した完了ダイアログComponentを使うが、メッセージだけ切り替えたいという要件を実現します。

環境

  • angular 2.4.7
  • angular-cli 1.0.0-beta.32.3
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