Carpe Diem

備忘録

2017-01-01から1年間の記事一覧

Docker Imageのバージョン管理について

概要 development, staging, productionといった環境に分けてdocker imageを利用する場合のバージョン管理について考えてみました。 環境 AWS ECS AWS ECR Docker 17.03.1 要件 今回対応する時に考慮した要件は以下。 gitのtagと連動 ただし最新のimageのTAG…

macOS Sierraでulimitを変更する方法

Mac

概要 SierraのPCに変更した際、.bash_profileを過去のPCから引き継いだところulimitのところで設定が変わっていたのでメモ。 環境 macOS Sierra(10.12) ~ Mojave(10.14) デフォルトの確認 $ ulimit -a core file size (blocks, -c) 0 data seg size (kbytes,…

SPAを S3+CloudFront で表示する方法

概要 AngularなどのSPAをS3+CloudFrontで表示する方法についてです。 要件 SSL/TLSを使いたい https://example.com/hoge のようなサブディレクトリのようなパスで403にならないようにしたい ↑のようなパスでもOGPがきちんと表示される リロードしても404にな…

B TreeとB+ Treeの違い

概要 インデックスに対してMongoDBはB Treeを採用し、MySQLのInnoDBはB+ Treeを採用しています。 どうして採用しているアルゴリズムが違うのだろう?と思って調べてみました。 主な違い B+ TreeはほとんどB Treeと同じですが、以下の点が異なります。 リーフ…

Webフロントの実装で利用したChrome extension

概要 Angularを使ってWebフロントを実装しているのですが、その過程で便利だったChrome extensionを紹介します。 Chrome extension Page Ruler chrome.google.com 画面上でのピクセルを測るのに使う。デザイナーさんからPNGだけ頂いた時など。 ColorZilla ch…

署名と暗号強度について

概要 署名ロジックを選ぶ際に、どのアルゴリズムにするか、どれくらいの鍵長が適切なのかが分からなかったので調べてまとめました。 対象 共通鍵暗号(対称暗号) AES 公開鍵暗号 RSA ECC

GoでJWTの具体的な実装

概要 以前JWTを認証用トークンに使う時に調べたこと - Carpe Diemで紹介した内容の具体的な実装の紹介です。 環境 golang 1.8.1 署名アルゴリズムと鍵長は以下とします。 署名アルゴリズム 鍵長 RSA-SHA256 4096bit 成果物 今回の完成形はこちら github.com

docker-compose で Kibana 5.x を使う

概要 Kibanaを5.xにメジャーアップデートする際、Elastic社公式のdocker imageも用意されたのでdocker-composeでまとめて作ることにしました。 その際調べたこと、ハマったことをまとめます。 環境 docker 17.03.1-ce docker-compose 1.11.2 Elasticsearch 5…

Webフォントのファイルサイズを小さくする

概要 Webフォントを当てると途端にサイトが良く見えるようになりますが、一方でフォントファイルに入っている文字数が多いため、必然的にファイルサイズが大きくなってしまいます。 そこでフォントのサブセット化と呼ばれる、使用する文字だけをフォントから…

RxJSのfinallyの挙動

概要 Angularにはリクエストのクエリパラメータを取得する方法として、 @Component({...}) export class MyComponent implements OnInit { constructor(private activatedRoute: ActivatedRoute) {} ngOnInit() { this.activatedRoute.params.subscribe((par…

Tasks(Macrotasks), Microtasksについて

概要 Angularで出てきたfakeAsyncやwhenStableを使う時に、microtasksの話が出たのでちゃんと理解しようと調べてみました。 実験 以下のjsのログ順はどうなるでしょうか? console.log('script start'); setTimeout(function() { console.log('setTimeout');…

AngularでAsync pipeを使う

概要 AngularのPipeの中にはAync PipeというPromiseやObservableな非同期オブジェクトをそのままtemplateで表示できるPipeがあります。 今回はその使い方を紹介します。 環境 angular 2.4.8 rxjs 5.2.0 async pipeのメリット 主なメリットは以下の2つです。…

Dockerでのdev, stg, prd環境分け

概要 dockerを扱う上で、dev, stg, prdの環境で動かす際の分け方について考えてみました。 環境 docker 1.13.1 docker-compose 1.11.1 主な分け方 思いつくのは以下の5つです。 imageを分ける 全環境のconfigファイルをimageに保持させ、RUN時に指定 templa…

Elasticsearchの前方一致について考える

概要 以前Prefix Query の注意 - Carpe Diemで述べたように、PrefixQueryはsearch queryがnot_analyzedになるので意図しない結果になることがあります。 一方で前方一致は検索の利便性を向上させる上でメリットが大きいので、入れておきたい要素でもあります…

Cold Observable と Hot Observable

概要 Observableを学ぶ上でCold ObservableとHot Observableの違いを理解していた方が良いと聞いたので調べてみました。 環境 rxjs 5.1.0 ざっくり表 Cold Observable Hot Observable イメージ オンデマンド再生のような、選んだら再生。再生するシーンは開…

RxのflatMapの使い方

概要 AngularでHttpModuleを連続して使う必要が出た時に、「毎回subscribeでネストが深くなるのが嫌だなぁ」と思ってぐぐったところ、「flatMapを使うと良いよ!」という記事を見つけて使ってみようとしたのがきっかけです。 他のmapやfilterなどと違ってパ…

Angularで中身を動的に変えられるModalを作る【応用編】

概要 前回の続きです。 前回の要件に加え、今回対応したいのは以下です。 開く時にパラメータを渡して、Modal内のComponentで利用したい 例えばエラーメッセージを渡して上部に通知バーを表示するなどを作る時にこういった仕組みが必要になると思います。 今…

Angularで中身を動的に変えられるModalを作る【基本編】

概要 確認用ダイアログなど、モーダルが必要になるシーンは多々あると思います。 今回はAngular2で実装する方法を紹介します。 環境 angular 2.4.7 angular-cli 1.0.0-beta.32.3 要件 今回満たしているのは以下の項目です。 serviceとしてどこからでも呼べる…

Papertrailでエラーログ監視

概要 以前Logentriesでエラー監視 - Carpe Diemでエラーログの監視方法を紹介しました。 ところがこのLogentriesで利用できていたアラート機能が有料プランのみになってしまったため、なにか無料で使えるサービスはないかと探したところ、この Papertrail - …

S3 + CloudFrontにした時にハマったこと

概要 静的Webサイトを用意して、HTTPSでアクセスできるようCloudFrontを前に用意したのですがそこでハマったことをまとめます。 ERR_SSL_VERSION_OR_CIPHER_MISMATCH 問題 SSL証明書を設定したのにERR_SSL_VERSION_OR_CIPHER_MISMATCHというエラーがでてペー…

Angularで作ったサイトでリロードすると404エラー

概要 Angular2で作ったサイトをS3のstatic website hostingで動かし、 https://www.mysite.com/login というURLにいる状態でリロードしたところ、Not Foundエラーが出てしまったのでその対応方法をまとめます。 環境 angular 2.4.7 angular-cli 1.0.0-beta.2…

Slackで新規チャンネルが作られたら通知する

概要 チームの人数が増えるとSlackのチャンネルも個々人が作っていつの間にかどんどん増えていきます。 知らずに同じようなチャンネルを作ったりしないよう、新規チャンネルが作成された時に#generalに自動で通知されたら便利だと思い設定してみました。 Zap…

AngularでFormのCustom Validation

概要 AngularでのFormのカスタムバリデーションには主に以下の方法があります。 Directiveで用意する ビルトインのValidatorsのような関数を用意する 今回は後者の実装例を紹介します。 validationロジック 今回はクレジットカードの簡易チェックをするvalid…

golang.tokyo#3でLTしました

Go

概要 golang.tokyo #3でLTをさせていただきました。 今回はパフォーマンスについてのイベントでした。 golangtokyo.connpass.com スライド 内容は先日ブログに書いたGolangでのstreamの扱い方を学ぶ - Carpe Diemと同じですが、今まで知らなかった人(僕も含…

Angular2でのForm 〜Model Driven編〜

概要 前回はTemaplate Drivenなフォームの作り方を紹介しました。 今回はModel Drivenなフォームの作り方を紹介します。 環境 angular-cli 1.0.0-beta.25.5 Angular 2.4.3 完成形 成果物はこちら github.com

Angular2でのForm 〜Template Driven編〜

概要 AngularのFormの書き方は主に2つあります。 1つはTemplate Drivenなやり方。 もう1つはModel Driven(Reactive Form)なやり方。 フォームの作り方を調べた時にどっちがどっちの情報なのか分からず混乱したのでまとめてみました。 今回はTemplate Dr…

Angular2でComponentをまたがったデータのやり取り

概要 Angular2でComponent間でデータをやり取りしたい状況が出てくると思います。 例えば「このボタンを押したら外部APIを叩いて状態を更新したい。その状態を他のComponentでも使っているので更新を反映したい」ときなどです。 今回はServiceにデータを保持…

Homebrewで過去のバージョンを使いたい

概要 新しいMacBookを使い始めたところ以前利用していた古いバージョンのツールを使う必要が出てきたのですが、意外と手間だったので忘れないようにまとめ。 環境 OSX El Capitan 10.11.6 Homebrew 1.1.6 旧バージョンをインストールしたことがある場合 brew…

Goでのstreamの扱い方を学ぶ

Go

概要 結論から言うと、Streamで扱っているものはStreamのまま扱うです。 具体的にはio.Readerを毎回ioutil.ReadAllで[]byteに変換せずにそのまま使いましょうです。 なぜStreamを使うべきか Node.jsの例ですが、こちらで非常に分かりやすく説明されています…