概要
少し前にリリースされたDatadog Syntheticsですが、いつの間にかTLS証明書の期限チェックもできるようになったので紹介です。
Datadog Syntheticsって?
外形監視ができるDatadogの機能です。
後ほど設定にでてきますが、世界7箇所からチェックが可能です。
ref: Simplified synthetic monitoring | Datadog
また、まだベータ版ですがDatadog SLOとも連携できます。
手順
設定
New API Test
をクリック
request type
をSSL
にして、以下の項目を埋めます。
項目 | 説明 |
---|---|
Host | チェックしたいドメイン名 |
Port | ポート。デフォルトは443です |
Name | この監視の名前を任意で設定 |
Tags | タグの設定 |
Locations | どこからチェックするか。 日本でしかサービス展開していなければ Tokyo だけでOKです |
How often | 頻度。TLS期限なので1日1回 程度でOK |
ポイント
Syntheticsの課金体系は1か月あたり10,000リクエストで$5(年払いで。月払いは$6)なので
- Locations
- How often should we run the test?
を少なくすると費用を抑えられます。
先程の設定にすれば1ドメインで1か月30回程度で済むので、どれだけ増えても$5を超えることはほぼないです。
テスト
上記が入力できたらTest Connection
をクリックしてテストします。
問題なければ以下のような結果が表示されます。
通知連携
Alert conditions
で例として期限まで30日切ったらという条件を設定し、Notify your team
のところでslackに通知を飛ばすようにします。
確認画面
設定が完了すると以下のような確認画面が表示されます。
また、ダッシュボードで一覧としても確認できます。
まとめ
色んなドメインやHPを管理していると、ついついTLS証明書の更新が漏れがちです。
このような監視ツールを使って漏れがないようにしていきましょう。