Carpe Diem

備忘録

Datadog SyntheticsでSSL/TLS証明書の期限チェック

概要

少し前にリリースされたDatadog Syntheticsですが、いつの間にかTLS証明書の期限チェックもできるようになったので紹介です。

Datadog Syntheticsって?

外形監視ができるDatadogの機能です。
後ほど設定にでてきますが、世界7箇所からチェックが可能です。

f:id:quoll00:20190530134925p:plain

ref: Simplified synthetic monitoring | Datadog

また、まだベータ版ですがDatadog SLOとも連携できます。

手順

設定

f:id:quoll00:20190530132501p:plain

New API Testをクリック

f:id:quoll00:20190530132718p:plain

request typeSSLにして、以下の項目を埋めます。

項目 説明
Host チェックしたいドメイン
Port ポート。デフォルトは443です
Name この監視の名前を任意で設定
Tags タグの設定
Locations どこからチェックするか。
日本でしかサービス展開していなければTokyoだけでOKです
How often 頻度。TLS期限なので1日1回程度でOK

ポイント

Syntheticsの課金体系は1か月あたり10,000リクエストで$5(年払いで。月払いは$6)なので

  • Locations
  • How often should we run the test?

を少なくすると費用を抑えられます。
先程の設定にすればドメインで1か月30回程度で済むので、どれだけ増えても$5を超えることはほぼないです。

テスト

上記が入力できたらTest Connectionをクリックしてテストします。
問題なければ以下のような結果が表示されます。

f:id:quoll00:20190530133440p:plain

通知連携

Alert conditionsで例として期限まで30日切ったらという条件を設定し、Notify your teamのところでslackに通知を飛ばすようにします。

f:id:quoll00:20190530133539p:plain

確認画面

設定が完了すると以下のような確認画面が表示されます。 f:id:quoll00:20190530134442p:plain

また、ダッシュボードで一覧としても確認できます。

まとめ

色んなドメインやHPを管理していると、ついついTLS証明書の更新が漏れがちです。
このような監視ツールを使って漏れがないようにしていきましょう。

ソース