暗号
概要 前回の続きです。 christina04.hatenablog.com 今回は暗号化における鍵(共通鍵)について説明します。 前提知識 鍵とは 鍵とはとても大きな数です。 鍵のビット長が大きい=鍵空間が大きいことを意味します。つまり可能な鍵の総数が大きいため総当り攻…
概要 ユーザのメールアドレスといった機密情報を暗号化・復号したいユースケースがあるとします。 メール送信などに利用するためパスワードのようにハッシュ化するのでなく、復号して利用したいケースです。 機密情報の管理全般については以前↓で話しました…
概要 パスワードを保存する際は平文で保存せずハッシュ化するのは当然です。しかし単にハッシュ化するだけでなく 暗号学的に優れたハッシュ関数を使う saltを付ける 計算コストのかかるアルゴリズムを採用する ストレッチングで計算コストを上げる といった…
概要 HashiCorp VaultにはTransit Secrets Engineという、暗号化・復号をしてくれる機能があります。 このTransit Secrets EngineはKey/Valueのように暗号化データを保存することはなく、暗号化するための暗号化キーを保存&バージョン管理します。 また複数…
概要 Hashicorp Vaultは起動時はsealedというステータスになっており、リストを取得したりKey-Valueの値を取得することができません。 Vaultはセキュリティのため、データにアクセスする手段は知っていても起動時は復号の方法を知らないのです。 そこでUnsea…
概要 署名ロジックを選ぶ際に、どのアルゴリズムにするか、どれくらいの鍵長が適切なのかが分からなかったので調べてまとめました。 対象 共通鍵暗号(対称暗号) AES 公開鍵暗号 RSA ECC